下描きの方法【CLIP STUDIO】

Clip Studioで下描きする方法

ここでは、イラストの下描きの描き方や、CLIP STUDIOならではの設定方法を解説します。
適切な下描きをすることによって後で行なう線画や色塗りの作業が格段に楽になります。
もし、下描きのために実装されているCLIP STUDIOならではの機能を知らなければもったいないので、是非この記事をご覧ください。




下描きには鉛筆ツールがおすすめ

下描きをする時はどんなツールを使ってもイイのですが、鉛筆ツールが特におすすめです。鉛筆ツールはクッキリした線ではなく、なんとなくフワッとした線になります。このフワッとした感じの線の方が、その線の中に一層適切な線を見つけやすくなるので、後から行なう線画の作成の時にかなり役立ちます。
下描きには鉛筆ツール


比率(バランス)と形状を意識する

下描きは最終的には非表示にするため、キレイな線を描くことや細かな描写は必要としませんが、バランスのとれた正しい比率で描写をするよう心がけます。バランスがしっかりとれていると、後から大規模な修正を必要としなくなりますので、作業スピードをアップさせることができます。
特に以下の2点を心がけます。

1. 身体のそれぞれのパーツの比率と形状を正しいものにする。
視野を広くして一度に全体を見るよう心がけると、バランスが悪いところが分かりやすくなります。何頭身になっているか確認してみると頭が大きすぎたり、小さすぎたりすることに気付くことができます。さらに、それぞれのパーツを面でとらえるようにすると正しい形状を描写しやすくなります。人間の骨格や筋肉の付き方などを理解してイラストを描く方法などを解説しているサイトなどで勉強すると、不自然な構図になることを避けられます。特の顔は左右反転させてみると不自然な部分に気付くことができます。左右反転によるチェックは下描きの作業では必須です。
身体のパーツを正しい比率と形にする
2. 納得するまで何度も修正を繰り返す。
[Ctrl]+[z]で戻って取り消し、納得がいく比率、形状になるまで描き直します。
ペンタブなどを使っている場合はボタンにショートカットキーを割り当てておくとやり直し作業をスピードアップできます。あるいは、[編集]→[変形]→[メッシュ変形]などを用いて、描いてから部分的に引き延ばしたり、縮めたりして修正することもできます。
メッシュ変形で部分的に修正する


レイヤーカラーを設定する

下描きのレイヤーの色を[レイヤーカラー]で指定することによって、線画を描く時に下描きの線と混同しないように区別できます。[レイヤーカラー]で色を指定されたレイヤーはその色のみで表示されることになります。初期設定では青になっています。
レイヤーカラーをオン
人物のレイヤーにレイヤーカラーを設定した場合

初期設定では[レイヤーカラー]は青に設定されていますが、色を変更する場合は▼を押すと[レイヤーカラー]と[サブカラー]という項目が出てきます。[メインカラー]では暗い色で描画した部分の色を設定することができます。[サブカラー]では明るい色で描画した部分の色を設定することができます。暗い色ほど、[メインカラー]寄りに、明るい色ほど[サブカラー]寄りになり、境目はグラデーション化により混じり合います。下描きの時は初期設定のままで十分です。
レイヤーカラーとサブカラー


下描きの不透明度を変更する

線画を描くときに下描きの線を薄い色にすると描きやすくなります。[レイヤーパレット]で下描きのレイヤーの不透明度を変更します。[レイヤーカラー]と併用すると効果的です。
下描きの不透明度を変更する


レイヤーフォルダーにまとめて一括変更

複数の下描きレイヤーがある場合、一つのレイヤーフォルダーにまとめて、[レイヤーカラー]や不透明度を変更すると作業しやくすします。
レイヤーフォルダーにまとめて一括変更
複数の下描きレイヤーを選択して右クリックし、[フォルダーを作成してレイヤーを挿入]を選択します。作成したフォルダーレイヤーに「下描き」などの名前を付けフォルダーレイヤーの[レイヤーカラー]や不透明度を変更します。

下描きを[下描きレイヤーに設定]する

下描きを[下描きレイヤーに設定]することによって[画像を統合して書き出し]や印刷するときに下描きを除外することができます。下描きのフォルダーレイヤーを[下描きレイヤーに設定]すればフォルダー内にある全ての下描きを[下描きレイヤーに設定]できます。レイヤーを個別に[下描きレイヤーに設定]することもできます。
下描きレイヤーに設定
※[下描きレイヤーに設定]アイコンが表示されていない場合は、パレットの横幅を広げると表示されます。

[ファイル]メニュー→[画像を統合して書き出し]から開くダイアログで[下描き]のチェックが外れているときは下描きレイヤーは書き出されません。
JPEG書き出し設定
さらに下描きレイヤーは[塗りつぶし]ツールや[自動選択]ツールの参照元からも外せるため、間違って下描きの線を参照して塗りつぶしてしまうことを避けることができます。
下描きを参照しない

まとめ

下描きでは、
  • 正しい比率や形状を意識し、納得がいくまで描き直す
  • レイヤーカラーや不透明度を変更し、線画を楽にかけるようにしておく
  • 編集や書き出しから下描きを除外するために[下描きレイヤーに設定]をオンにする
上記の点を予めやっておくと、後の作業がラクになります。
下描きで効率化を図って楽しくイラストを描こう
機能を生かせば生かすほど楽しくなってくるのが、デジタルでイラストを描く醍醐味です。クリスタの機能を存分に生かして、絵の表現の幅を広げるように頑張りましょー!

下描きの方法【CLIP STUDIO】 下描きの方法【CLIP STUDIO】 Reviewed by iroiropaint on 6月 29, 2019 Rating: 5
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